【現地調査】道の駅 尾瀬かたしなは車中泊向き？“歯磨き専用スペース”が快適すぎた

道の駅 尾瀬かたしなの外観

片品村にある「道の駅 尾瀬かたしな」は、スキーや登山の拠点として利用されることが多く、車中泊のスポットとしても注目を集めている道の駅です。

実際に何度か現地で車中泊をしてきた編集長ひっさんが、駐車場の静けさや傾斜の有無、トイレ環境や歯磨きスペースの快適さなど、気になるポイントをレビューします。

さらに、RVパークの設備内容や、名水百選に選ばれた湧き水コーナー、朝ごはん事情、近隣の温泉やおすすめの夕食スポット（芳味亭・ぎょうざの満洲）などもあわせて紹介。

「実際のところどうなの？」という疑問に答えながら、片品エリアで車中泊したい人にとって“使える情報”をまとめました。

【道の駅 尾瀬かたしな】車中泊は快適？現地で感じたメリットをレビュー！

道の駅 尾瀬かたしな｜基本情報

【道の駅 尾瀬かたしな】は、スキーや登山の中継地点として知られる群馬県片品村（かたしなむら）に位置する道の駅です。

関越道・沼田インターから一本道でアクセスでき、ここから先は各スキー場への分岐点になるため、まさに“ベースキャンプ”的な立ち位置。利便性はもちろんのこと、景観や雰囲気も魅力の一つとなっています。

実際に訪れた印象は、駐車場やトイレなどの基本設備がしっかり整っていて、車中泊の拠点としても静かで過ごしやすい環境でした。また、施設内の直売所では地元産の新鮮な野菜や加工品も並び、観光客にも人気のスポットとなっています。

歯磨き専用スペースがありがたい！道の駅では珍しい“静かに使える空間”

歯磨き専用スペースがありがたい

道の駅 尾瀬かたしなを訪れて感じたのが、トイレとは別に設けられた歯磨き専用の洗面スペースのありがたさです。全国の道の駅でもこうした設備はまだ珍しく、実際に使ってみるとその使いやすさに「これ、もっと広まってほしいな」と思える場所でした。

建物内に入ると「歯ブラシマーク」の案内があり、専用のドアを開けて中に入ると、家族4人くらいまでなら一緒に入ってもギリギリ使えるくらいの広さがあります（椅子などはなく、立ち利用のみ）。

個室タイプの歯磨き専用スペースは、落ち着いて使えるのが魅力。

照明も明るめで、鏡は必要十分なサイズ。シンプルながら清潔感があり、使っていて不快感はありませんでした。公共のトイレや洗面所では、ガムや食べ物が残っていたり、水浸しになっていたりして、口をゆすぐのにためらうこともあります。でもここのスペースはしっかり管理されているようで、落ち着いて洗顔や歯磨きができる環境が整っていました。

さらに、完全に屋内で空調も効いているため、冬場でも寒さを気にせず使えるのが地味にありがたいポイントです。こうした「ちょっとした配慮」があるだけで、車中泊中の不便さがぐっと減ると改めて感じました。

ちなみに、備え付けのコップなどは用意されていないため、空のペットボトルやカップなどを持参しておくと安心です。

駐車場の広さと傾斜、夜間の静かさ

※上の地図はGoogleマップのストリートビューを埋め込んでいます。実際の風景や駐車場の様子を確認できます（撮影時期により現状とは異なる可能性があります）

道の駅 尾瀬かたしなの駐車場は、規模としてはそれほど大きくはありませんが、車中泊で訪れた際に満車で困ったことは今のところほとんどありません。

編集長ひっさんも何度かここで車中泊していますが、冬場の積雪がある時期に利用することが多く、左右方向にやや傾斜を感じた記憶があります。とはいえ、特別に寝づらいと感じたことはなく、実用上は十分なレベルです。

夜間の雰囲気については、施設まわりに照明はありますが、明るすぎると感じるほどではありません。冬季はイルミネーションが点灯していることもあり、子ども連れならむしろ楽しい雰囲気になるかもしれません。寝る際は車内で窓にマットをはめてしまえば、気になるような明るさではありませんでした。

深夜帯の車の出入りは少なく、大型トラックは第2駐車場に誘導されているため、特に気になるような音は感じませんでした。RVパークも同じ第2駐車場にあり、一般車のエリアとは自然に棲み分けがされている印象です。

なお、RVパークは有料＆事前予約制となっているため、無料駐車場での車中泊を考えている場合は、夕方〜夜のうちに場所を確保しておくのがおすすめです。

花の谷湧水｜道の駅で汲める名水百選の湧き水

出典：道の駅 尾瀬かたしな

道の駅 尾瀬かたしなには、「平成の名水百選」に選ばれた「花の谷湧水」が整備されています。敷地内の屋外に湧き水コーナーがあり、持参した容器に汲んで飲み水として利用することができます。

水温は年間を通して冷たく、口当たりのやさしい軟水。歯みがき後に口をすすぐ際などにも使いやすく、ちょっとした給水スポットとして役立ちます。

採水口は2つあり、2L程度のペットボトルであればスムーズに給水可能です。利用者が複数人いることもあるため、お互いにゆずり合っての利用が基本になります。

設置場所は、トイレと直売所のちょうど中間あたり、駐車場側からもすぐ見える位置にあります。初めて訪れる場合でも、構内を歩いていればすぐに気づける場所なので安心です。

ちなみに、同じく湧き水が楽しめる道の駅としては、道の駅 ちちぶもおすすめです。秩父の天然水を汲めるスポットがあり、こちらも静かで立ち寄りやすい場所です。

道の駅 尾瀬かたしな 車中泊を快適にするために知っておきたい施設と周辺スポット

RVパークの利用案内（有料）

DriveCampイメージ

道の駅 尾瀬かたしなには、事前予約制のRVパークが併設されています。

全3区画の小規模なスペースながら、電源付き・ゴミ処理対応・水道利用可能と、必要な設備はしっかり整っており、快適に滞在できる環境が整っています。

利用には前日17時までの予約が必要ですが、空きがあれば当日受付も可能。

料金には電源使用料や指定のゴミ処理代も含まれていて、明朗会計で初心者でも安心して利用しやすいのが特徴です。

以下に、主要な利用情報をまとめました：

【RVパーク 利用概要】

食事と施設の営業状況（朝食・売店・足湯・テラス）

出典：道の駅 尾瀬かたしな

道の駅 尾瀬かたしなには、食事や買い物ができる施設として以下の3つが設けられています：

🍽 かたしな食堂

🥗 村民キッチン

🛍 かたしな屋（農産物直売所）

さらに、道の駅には飲食以外にもこんなスポットがあります：

♨ 足湯コーナー

• 営業日：春〜秋の週末中心に稼働（冬季は休止）

• ポイント：道の駅の一角に設置された屋外足湯。スキー帰りや登山後にふらっと立ち寄れる憩いスポット。

🌄 展望テラス

• 利用自由

• ポイント：施設2階のテラスからは片品村の山並みが一望でき、晴れた日にはかなり気持ちがいい場所。食事後や休憩ついでに立ち寄るとリフレッシュできる。

近隣温泉施設｜編集長ひっさんの温泉めぐりメモ

老神温泉 湯元華亭の外観

道の駅 尾瀬かたしな周辺には、車で気軽に立ち寄れる温泉が点在しています。

ここでは編集長ひっさんが実際に入った温泉＋αを、コメント付きで紹介します！

【周辺の立ち寄り温泉一覧】

🔍 ひっさん的おすすめポイント

• のんびり静かに入りたい派 →湯元華亭

• 映え＆くつろぎ派 → 木音の湯（滑らずに帰れなくなる危険性あり）

• とりあえず定番行っとく派 → 花咲の湯（混雑覚悟で！）

 夕食で困らないために｜安くてボリューム満点な食堂

DriveCampイメージ

道の駅 尾瀬かたしなを拠点に夕食をとろうとすると、実は開いている飲食店がかなり限られているのが現実です。

そんな中で、編集長ひっさんが頼りにしているのが以下の2軒。どちらも地味だけど、確実に助かる存在です。

🍛 芳味亭（ほうみてい）

• 道の駅から徒歩圏内にある定食屋。
• 地元民にも親しまれており、ボリューム満点で価格も良心的。
• ひっさんのおすすめは「鳥のから揚げカレー」と「もつ煮定食」。
• がっつり食べたい時にはかなりありがたい存在です。

🥟 ぎょうざの満洲（東明館／老神温泉）

• 老神温泉のホテル「東明館」内にある“ぎょうざの満洲”直営店。
• 宿泊者でなくても、レストラン利用のみでの入店OK。
• メニューも価格も通常のぎょうざの満洲と同じで、ハイコスパで3割うまい。
• あまり知られていない、ひっさん的には“穴場枠”として推したいお店。

まとめ｜【道の駅 尾瀬かたしな】車中泊は“静かで清潔、使い勝手よし”

DriveCampイメージ